国産イグサの畳表ができるまで

暑い8月から準備が始まります。
苗床から掘り上げたイ草の苗の中から、健康な苗だけを一株一株株分けをして植え付けを待ちます。

苗床で育った苗を11月から12月の寒い時期に本田に植え付けます。

5月上旬頃、イ草の先端を刈り取り、根元に日光が当たるようにして新芽の発芽を促します。
先刈りした後に倒れるのを防ぐため、網をかけます。

6月中旬から7月中旬にかけ、生育の良い充実したイ草から順番に刈り取ります。

畳表独自の色と香りと光沢を持たせるために、天然染土による泥染め作業を行います。

刈り取ったイ草を田いっぱいに広げ、均一に陽をあて、良く乾燥させます。

天日干の後には、乾燥室での仕上げ乾燥が行われます。

短かったり折れたり、変色しているイ草を選別して仕上がりの品質の均一性を保ちます。

農家で1枚1枚の畳表が機械で織り上げられていきます。

品質を守るために、1枚1枚手作業で、丁寧に仕上げます。